КОВЕ Fashion History vol2 日本を代表するファッションの街・神戸で創業したChesty。プレス香山梨沙ちゃんが神戸ファッションの歴史を紐解きながら、神戸のおしゃれを語る上で外せない場所やお店を巡ります。 Chesty Press 神戸生まれのプレスりさちゃんがナビゲート! 02 ハンドメイドで仕立てる神戸洋服がおしゃれの原点 「タキシードやスーツに代表される近代洋服=神戸洋服。明治の開港後、イギリス人カペルが柴田音吉のパートナーとして居留地で日本初のテーラーを始めると、全国から仕立て職人が集まってきて、切税琢磨する中で神戸の高いハンドメイド技術が確立されていきます。流行に左右されずに良いものを自分らしく着る。神戸の物作りへのこだわりやおしゃれのポリシーは、こんな歴史の中で生まれました」 旧居留地に唯一現存する異人館で優雅な時間に浸って 神戸に現存する異人館の中で最も古い歴史を持つ「旧神戸居留地十五番館」にあるレストラン。かって上流階級の人たちが集った時代を坊彿させるクラシックな雰囲気の中、神戸キュイジーヌに舌鼓を打ちながら優雅な時間を過ごして。 プレスりさ画像 Cardigan Check 神戸淡路大震災により倒壊した建物を復元。光がたっぷり差し込む優雅なサロンのような趣き。2階は会食や記念日に最適な個室。 Don't miss it!かつてカベルが開いたテーラーのあった16番地との間にレンガ塀が残っています。 TOOTH TOOTH maison 15th/外観イメージ TOOTH TOOTH maison 15th(トゥーストゥース メゾン ジュウゴ) (住)神戸市中央区浪花町15番地旧神戸居留地十五番館 078-332-1515 https://toothtooth.com 神戸に初めて洋服店が誕生した証として記念碑が (右)東遊園地にある記念厭刻を探してみて。(左)スーツにちなんだ、袖の型紙をモチーフにした御影石製の彫刻。 創業時から変わらず愛情品質にこだわる丁寧なもの作り ”愛情品質”を掲げた丁寧なもの作りが、世代を超えて神戸で愛され続けるベビー用品・子ども服のパイオニア。女性が起業して自立するブランドヒストリーは、Chestyの淳ちゃんにも通じるものがあります。 ファミリア前に立つりさ画像 Set-up Check familiar神戸本店(ファミリア) (住)神戸市中央区西町33-2 078-321-2468 https://familiar.co.jp/pages/kobemainshop (左)神戸の風景をモチーフにした地域限定アイテムをお土産に。(右)母も私も娘も愛用しています。デニムバッグは神戸女子の定番 ファミリアと生田神社のコラボ「育守」を授かろう! 生田神社 神戸市中央区下山手通1-2-1 078-321-3851 https://ikutajinja.or.jp/ Tea time お茶に立ち寄りたい りさがカフェでお茶している画像 Set-up Check 海外を思わせるテラスで自慢のカプチーノを 旧居留地の大丸神戸店の1階にある、アーチ型の屋根のオープンテラスが人気のカフェ。バリスタが一杯ずつ丁寧に滝れるカプチーノやエスプレッソを、スイーツや軽食と共に楽しんで。 海老とアボカドのバラエティブレッド。ガンベレット ¥950 カプチーノ ¥860 CAFFERA (カフェラ 大丸神戸店) (住)神戸市中央区明石町40 大丸神戸店1F 078-392-7227 https://www.ufs.co.jp ラグジュアリーブランドスーツの愛用者に人気のあるハンドメイド・テーラー イギリス人カペルのバートナーとして神戸洋服の歴史を牽引した日本人初のテーラー。イタリアの生地を特許取得の縫製技術で仕立てたジャケットは形崩れせず驚くほど軽やか。柄や色使い、ディテールの遊びも粋でおしゃれ。 5代目おときちさんとりさの画像 Cardigan Check 「洋服の天才」と呼ばれた初代は明治天皇や伊藤博文の洋服も手掛けた。 明治元年に起業、明治16年に元町にオーブン。近代洋服普及の立役者に。 淳ちゃんとTV番組で共演したことも! 現在は5代目音吉さん。温故知新をテーマにしたTV番組で共演した淳ちゃんに刺激を受け、服作りに影響も。 柴田音吉洋服店 (住)神戸市中央区元町通4-2-22元町商店街アーケード4丁目南側欧風館柴田ビル2F 078-341-1161 https://otokichi-kobe.co.jp/ 03 150年以上続くパンの歴史。神戸のパン消費は日本一 「神戸ではファッションは洋服だけでなく、衣・食・住に遊を加えた広い意味で捉えられています。中でも、山も悔もある立地から食の宝庫で、神戸発祥とされるパンの歴史は150年以上!居留地にイチ早く伝わったパン製法が日本人にも馴染むように進化し、有名店がたくさん誕生しました。今では神戸のパン消骰は全国1位。神戸を訪れたらぜひ食べてみてくださいね」 フランスパンを日本に伝えた芦屋本店の老舗ベーカリー パン好きなら知らない人はいない、伝説のバン職人フィリップ・ビゴさんのお店。愛情と時間をかけて発酵させるバケットは2代目に引き継がれた今も健在。芦屋で半世紀続く歴史が愛されるパンを物語っています。 パンを選ぶりさ画像 Jumper skirt Check ビゴの店芦屋本店 (住)芦屋市業平町6-16 0797-22-5137 https://www.bigot.co.jp/ 左上から:一人分のフランスパン、プテイバタール¥238、オリーブ入りのオリビエ、パン・オ・ショコラ共に¥270、クロワッサン・オザモント¥238 (左)酵母の気泡がたっぷり入ったバケットは、一度食べたら忘れられない味。(右)舌の肥えた芦屋のマダムたちも通う有名店。 創意工夫溢れる惣菜パンを次々と生み出す人気店 看板メニューのクロワッサンやポテトパン、フレンチシェフならではの発想で生み出される創作バンを求めて連日大盛況。自然派素材を用いた優しい味わいも、バン激戦区の三宮で長年親しまれている理由。店内にカフェも併設。 店前に立つりさ画像 Jumper skirt Check 焼き立てバンの香り、頬張ったときにロいつばいに広がる美味しさ。品切れになる前に、早めの時間に訪れて。 大粒の肉でスパイシーに。キーマカレーパン¥314 Comme Chinois(コム・シノワ本店)ワインに合いそうなフレンチエンバナーダ (住)神戸市中央区御幸通7-1-15三宮ビル南館地下 078-242-1506 https://www.comme-chinois.com/ 看板メニューのカンパーニュはぜひ味わいたい逸品! パンの生地にこだわりを持ち、大きなカンパーニュをはじめ、ハード系のパンが充実。自分でパンを取るのではなく、バー越しに注文する販売スタイルで、店員さんと会話する時間も楽しい。 Ca marche(サ・マーシュ) (住)神戸市中央区山本通3-1-3 078-763-1111 https://ca-marche-kobe.jp (左)もっちり食感。カンパーニュ・ロゼ1/4 ¥486(中)止まらない美味しさ。りんごのコンポート¥ 378(右)上品な甘さで生地も美味。つぶあんぱん ¥432 Kabe fashion spot ファッションの歴史を巡ろう ファッション好きに嬉しい貴重な衣装や装飾品が楽しめる ファッションをテーマにした日本初の公立美術館。多彩なアートを紹介する「特別展」と、ロココから現代までの服飾史の変遷を辿る「コレクション展」を開催。コレクション展は状況により開催されない場合があります。ファッション関連の4万点の蔵書があるライブラリーも。 18ー20世紀の西洋衣装や70か国の民族衣装などを所蔵。神戸ファッション美術館所蔵
※常設ではありません。 神戸ファッション美術館 (住)神戸市東灘区向洋町中2-9-1 078-858-0050 https://www.fashionmuseum.jp/ 旧生糸検査所を改修し文化を発信する場に 大正・昭和時代に栄えた生糸検査所の歴史や文化を継承し、イベントやワークショップを開催する創造の場にリノベーション。当時使われていた検査機器や家具が使われたカフェが素敵!新鮮な野菜をたっぷり味わえるランチも美味。 昭和初期に建てられた施設は歴史を感じさせるレトロな雰囲気。写真提供:デザイン・クリエイティブセンター神戸 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KITTO) (住)神戸市中央区小野浜町1-4 デザイン・クリエイティブセンター神戸 078-325-2201 https://kiito.jp プレススタッフRISAと巡る神戸ファッションの歴史に触れた今特集。いかがでしたでしょうか?歴史を知った上で改めて見てみると、新たな神戸に出逢えるかもしれませんね。 vol .1 CHECK